治療者必見!!骨折の治癒期間を短くする方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

骨折をしているクライアントから、いつこの骨折治りますか?いつになったら試合してもいいですか?練習してもいいですか?こんな質問投げかけられたことありませんか?

うーん・・・
はっきりとした返事を返すことができないことが多いと思います。

そうなんです。クライアントからそう言われると、骨折って、折れてるし何もできないから、基本的に安静だし。。。

折れているから、何もできない!!と思っている治療者の方々が多いともいます。

本当にそうなんでしょうか?

それは違うと思います。

治療者は治療手技だけが全てはないのです。


人を相手にしているのですから、筋・骨格系だけではありません。神経、皮膚、脳だけでもはありません。食事、感情、行動や精神に関わること全てだと考えています。

ここまで診れて、初めて本物の治療だと言えると考えています。

全体を俯瞰して診れるように、骨折を考えていけるようにしていきましょう。

1.骨折は早期に治せるのか?

早く治す方法はあります。

とは言っても、以下の知識を知っていなければ意識的に介入することは難しいと思います。


1−1 骨折の治癒期間


まずは、クライアントに今の状況をしっかりと説明ができるように、各部位での骨折の治癒期間を表にしたの参考にしてください。また、治療介入時に治癒期間を阻害しないように注意しましょう。

gurlt

出典 www.yurinokishinkyu.com

骨折といっても随分治癒期間に幅があるんですよね。

しかし、これはあくまでも目安です。なので、これよりも遅くなる人もいれば、早まる人がいます。ではその違いは一体なんなんでしょうか?
次のメカニズムを理解していき1−3で説明しています。
なので、骨折してから治癒までのメカニズが理解できている人は1−2を飛ばして1−3から読んでください。

1−2 骨折してから治るまでのメカニズム


骨は、毎日古い細胞が分解され、新しい細胞が作られます。これを「骨新生」または「骨代謝」といいます。破骨細胞が骨を分解して、骨芽細胞がコラーゲンの合成します。それにカルシウム(ハイドロキシアパタイト)が付着することで、骨が作られます。骨折したときは、骨代謝が盛んに行われます。
こうやってみてみると意外と骨には血管や神経が入り込んでおり、代謝が起きていることがわかります。筋肉や皮膚にはわかりますが、骨にもこのように循環機能があるとは意外ですよね。

 

hone_1

 %e9%aa%a8%e7%99%92%e5%90%88

                      図1 出典:http://jikitiryou.net/category/1261571.html

1−3 骨癒合を速くするセオリー


ではみなさんに質問です!

ご高齢の方と若者どちらの方が骨は強いと思いますか?

正解は若者です。

当たり前でしょ!!!そういうふうに思っている方、

では、なんでそうなんでしょうか?

なぜか?それは代謝の違いに問題があります。若い人は代謝が良く血管、神経の働きいいですが、年をとるにつれて代謝が弱まります。その影響で栄養や酸素が減少します。その結果、骨の強度が弱まり、骨が折れやすくなります。

では折れた時、上記の血管神経に損傷があるので、代謝が低下し骨の治癒速度を低下させる結果になり、治癒期間を長引かせる要因になります。

つまり、循環が良好になることが重要です。よって、骨が折れた時点から、骨折部に代謝を高めるようなリハビリを行うことで、骨癒合を促進させます。

ではどのような治療が早期骨癒合を促すことができるのか、次の章で書いていきます。


2.骨折治癒期間を短くする方法

org

2−1 骨・筋膜の神経領域にアプローチ

何ですかそれ??

下図は、感覚・運動神経はデルマートームと呼ばれる神経支配領域が記してあるものですが、

derumatomu
今回伝えるのは、オランダの理学療法士の教科書に載っている骨・筋膜の神経支配領域を記してあるものを抜粋しています。


img_1174img_1178

 

骨、筋膜の支配領域がわかれば、あとはその部位の循環を良好にする治療を用いて神経や栄養血管の流れを良好にすることで、折れている部位の骨や筋膜の癒合の促進に繋がります。

治療の例

①リラクゼーション

②筋膜リリース

③マニュピュレーション

④物理療法


例えば

足首内側の脱臼骨折をしていたとすると
デルマトームの表を見てみるとL4・5が足首の内側にあたります。
オランダの骨・筋膜の神経支配の表によるとL4が足首の内側に位置するので、L4周囲の軟部組織、関節にアプローチすることで、骨折部位の栄養・酸素の供給が良くなり骨癒合が促進されます。


面白いですよねー、幹部ではなく、骨折部を支配している神経血管にアプローチして循環を良好にすることで骨癒合の促進に繋がるなんて、すごいですよね。

でも、我々人間は脊椎動物だから当たり前なのかもしれない。

 

2−2 超音波で骨癒合促進!!

超音波療法による低出力の超音波は、骨癒合を促進!!

手術後早期から可能で、その効果の高さから使用頻度は非常に高いです。

なお、骨癒合期間を40%近くも短縮できるという報告もあります。

具体的には、1MHz程度の低出力音波を患部にあて、

1日20分程度、治療器をあてます。 

20131107_890587-2

2−3 骨折の治癒を早める6つの栄養素

lgf01a201306191700
骨折すると骨代謝が盛んになり、多くのカルシウムを体から局所部位に運びます。食事の栄養バランスが悪く、必要な栄養素が不足すると、骨代謝が充分に行われません。反対に栄養がしっかりとれていれば、骨代謝が好循環して治癒期間を短縮することが可能なのです。骨折時の食事は、通常時よりも大切です。

 

骨折時に必要な要素

コラーゲン ビタミンC ビタミンD ビタミンK  カルシウム マグネシウム 

この六つの要素が入った食事をとることが骨の癒合を早めます。

 

しかし、これだけだけ食べればいいというわけではありません。

骨代謝を促すだけではく、全ておいてバランスよく食事をとることをお勧めします。

少し矛盾を感じる人もいるとは思いますが、、、

献立例

十五穀米 納豆汁 しらす 青菜のおひたし お豆腐 筑前煮(鳥肉を入れて)など 

今回紹介した献立は一つの例であるので、自分に合う続けられる献立を見つけていってほしい。

食事はバランスです。

しかも様々な色の食事をとることをお勧めします。


3.まとめ

lgf01a201305161500
どうでしょうか?骨折に対する理解を深めることはできたでしょうか?

骨折をすると患部への治療介入ができなくなると思っている治療家の方々が多いと思います。しかし、今回お話をしたことを理解すれば、リスクを避けながら、積極的な治療介入が出来るわけです。

積極的に、そしてリスクを避けながら、クライアントのために最高の治療をしていきましょう!!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSで最新情報をチェック

コメントを残す